島原半島を構成する「島原市」「南島原市」「雲仙市」

中央に日本でも有数の名峰・雲仙岳がそびえる島原半島。誕生のきっかけは、430万年前の火山噴火までさかのぼります。昔から人が住み、豊富な農作物と海産物を得ながら生活を営んできました。島原半島に住む人びとは、昔から繰り返し起きていた火山の噴火と共存し、自然からの恵みを巧く取り入れた暮らしをしています。

歴史が香る“水の都”島原市

歴史が香る“水の都”島原エリア

夜間でも光が灯され、海の灯台ともなっているという島原市のシンボル「島原城」から、5分ほど歩くと武家屋敷があります。屋敷の通りの中央には、清らかな水が流れる水路がある情緒あふれる通りで、公開されている屋敷もあり自由に楽しむことができます。また市内には、湧水めぐりで散策できるほど数多くの湧水ポイントがあります。現在みられる湧水の多くは、約200年前に雲仙岳噴火の火山活動によって眉山が崩壊するとともに、島原地区一帯で地割れが生じ、地下水が湧き出したものといわれています。約60箇所もの湧水スポットがあり、1日の湧水量は22万トンにもなるそう。さらには飲んで良し、入って良しの島原温泉があるのが特徴です。

観光拠点として栄えた“温泉保養地”雲仙市

観光拠点として栄えた“温泉保養地”雲仙エリア

島原半島の中心部、雲仙には日本で最初の国立公園があり、由緒ある観光地として国内外に知られています。今も活発に噴気を上げている雲仙地獄のあるエリアは硫酸塩泉の温泉が有名で、キリシタン殉教の舞台となった地でもあります。仏説に基づくさまざまな地獄の名称が付けられた30もの箇所があります。また、雲仙温泉街にある「雲仙お山の情報館」では、雲仙を中心に、島原半島全域井に関する情報を提供しています。そして雲仙の山裾、橘湾に面した海辺の温泉郷・小浜は、約1300年前の古文書にも記述があるほどの歴史のある温泉で、100℃前後の源泉を一日に1万5千トン以上も湧出する塩化物泉の温泉。国内有数の泉温と放出熱量を誇っており、趣きあふれる宿が多く立ち並びます。

大地の恵みにあふれる“食の宝庫”南島原市

"キリシタン文化の記憶が眠る地”南島原エリア

南島原は、かつて南蛮貿易とキリスト教布教の重要拠点としてキリシタン文化が繁栄し、信徒の強い精神性を今日に伝えてくれる史跡が数多く残っています。キリシタン文化の栄華を極めた「日野江城跡」、島原・天草一揆の終焉の地「原城跡」は世界遺産登録候補「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産となっています。島原手延べそうめんは、全国で2番目の生産量を誇ります。今も昔ながらの伝統の技を守り続け、とてもコシがあるのが特徴です。厳選された良質の小麦粉と、雲仙の麓から湧き出る清冽な水、温暖な気候によって生まれるそうめんは逸品です。また、肥沃な大地は、県下有数の生産量を誇るトマト、ばれいしょなどの農産物を育み、有明海の干満差や潮流は豊かな漁場をつくりだしています。

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